〒669-1323 兵庫県三田市あかしあ台 1-52-2

  • Instagram

079-565-2000

月火水金 9時00分~12時00分・14時00分~18時00分
土曜 9時00分~12時00分・13時00分~17時00分

全顎治療

むし歯や歯周病、噛み合わせの乱れ、アゴの不調など、お口の中に複数の問題がある場合、個別の治療だけでは根本的な改善につながらないことがあります。

全顎治療とは、お口全体を一つの「機能する単位」として捉え、噛み合わせ・咬合バランス・顎関節などを総合的に診断・治療していく方法です。

三田市の歯医者「たなか歯科医院」では、補綴・顎関節・咬合の知見を活かし、専門性の高い全顎的なアプローチで、一人ひとりのお口全体を整える治療を行っています。

全顎治療とは?

全顎治療とは、痛みのある歯や壊れた部分だけを治すのではなく、お口全体を一つの“器官”として捉え、原因から丁寧にアプローチする治療です。

たとえば、むし歯で痛みがある歯を削って被せものをする治療は、一時的な対症療法にすぎません。本当に大切なのは、「なぜその歯が悪くなったのか」を見極め、噛み合わせやアゴの動き、周囲の歯とのバランスなどを総合的に診て、長期的な健康を目指すことが大切です。根本原因から改善して将来の笑顔を生み出す、それが「全顎治療」の考え方です。

こんなお悩みはありませんか?

  • 歯がボロボロで、どこから治したらいいのか分からない
  • 被せ物や詰め物がすぐに外れたり、壊れたりする
  • むし歯・歯周病・歯の欠損など、複数のトラブルがある
  • 顎がカクカク鳴る、口が開けづらいと感じることがある
  • 噛み合わせが悪く、食事がしにくい・話しづらい
  • 治療を繰り返しているが、すぐにまた悪くなる
  • 歯ぎしり・食いしばりで歯がすり減ったり、痛みが出る
  • 顎の痛みや違和感があり、朝起きると疲れていることが多い
  • インプラントや入れ歯なども含めて、全体的に見直したい
  • とにかく全部まとめて、しっかり治したい

当院の全顎治療の特長

たなか歯科医院では、補綴治療と顎関節に関する専門的な知見を活かし、お口全体を総合的に診る全顎治療を行っています。

院長は補綴の指導医であり、研修や講習においてインストラクターとしての経験も豊富です。噛み合わせや顎関節に関する高い専門性と豊富な臨床経験をもとに、マイクロスコープやCT、咬合器などの精密機器を駆使しながら、お口全体のバランスを詳細に診査・診断します。さらに、根管治療・歯周治療・インプラント・矯正など、各分野の知識と技術を組み合わせることで、より精度の高い治療計画を立案。咬合や顎関節に問題を抱える複雑な症例、他院で対応が難しいとされたケースにも、柔軟に対応できる体制を整えています。

噛み合わせ・顎関節症にも対応

「噛みにくい」「口が開けにくい」「アゴがカクカク鳴る」といった症状は、噛み合わせや顎関節のバランスの乱れが関係している場合があります。たなか歯科医院では、咬合診査や顎関節の動きの評価をもとに、補綴治療・咬合調整・マウスピース療法などを組み合わせて、原因にアプローチする治療を行っています。

顎関節症とは

「顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれている」(日本顎関節学会「顎関節症の定義」より)

簡単にいうと、アゴの関節(顎関節)周辺に何らかの異常がある「アゴが痛い」「アゴが鳴る」「口が開けづらい」などが主な症状の慢性的な疾患です。原因を一言でいうと、「アゴにかかる過剰な力(メカニカルストレス)」です。アゴに過剰な力が、「不自然な方向に」「長時間にわたって」「強い圧で」かかり続けると、関節やその周囲の組織にダメージが生じてしまい、顎関節症が引き起こされます。

顎関節症の多くは、日常生活のストレスによって生じる夜間の食いしばりがきっかけとされています。ただし、症状の現れ方や進行のしかたは人によって異なります。

たとえば、「硬い物を噛んだ後にアゴが痛くなったが、数日で自然に治った」といった軽度のケースであれば、経過観察だけで改善することもあります。実際に、患部を安静にし、生活習慣を見直す、薬を服用するといった保存的な治療で、約70%の方は症状の消失や軽減が期待できるとされています。

しかし残りの約30%は、慢性化・重症化する可能性があります。めまいや耳の違和感、開口障害、さらには精神的ストレスなどにより、日常生活に大きな支障をきたすこともあり、症状に苦しむ方もおられます。また、一見すると症状が落ち着いたように見えても、内部では悪化していることもあるため、注意が必要です。

当院の顎関節症の治療

適切な審査診断によって治療を開始します。治療の中心はスプリント療法と生活習慣指導で、必要投薬を行うこともあります。

顎関節症の厄介な点は、一見症状が消失したように見えても実は悪化している場合が少なくない点、また、自然治癒する70%のタイプなのか重症になる30%のタイプなのかを事前に判断することが不可能である点です。

したがって、当院では、適切な診査・診断、適切な治療を行ったうえで、定期検診を行い、再発の兆候を事前にチェックしていくように心がけております。

院長は顎関節症治療のプロフェッショナルです

当院の院長は、顎関節症治療の第一人者である小出馨教授に直接師事し、現在は、毎年4月~11月に開催されている「日本臨床歯科補綴研修会基本8ヶ月コース」のインストラクターとして、他の歯科医師に対して指導を行っている立場にあります。また、他院では治らなかったような顎関節症の患者さまも引き受けております。

患者さまが顎関節症の症状を訴えて来られた場合はもちろん、そうでない場合も、保険の初診料の範囲内で、顎関節症の兆候についてチェックさせていただいております。

診療項目
・咀嚼筋の触診(3種10部位)

初診時のスクリーニングとしてすべての患者さまに行います。(無料)

・顎関節頭の運動路の検査(SCMリコーダー)

任意の検査となります。(有料10,000円)

・顎関節頭のCT検査

任意の検査となります。(健康保険適応)

全顎治療の流れ

当院での全顎治療のおおまかな流れをご紹介します。

1.初診カウンセリング・検査

まずはカウンセリングにて、お困りの症状や気になる点をできるだけ具体的にお聞かせください。そのうえで、口内写真やレントゲン撮影、CT、歯型採取、咬合診査、咀嚼筋の触診などを行い、お口全体の状態を正確に把握します。問題点を洗い出し、根本的な原因を探るための大切なステップです。

2.治療計画の立案と説明

検査結果をもとに、お口のどこに問題があるのか、どのような原因が関係しているのかを明らかにします。そのうえで、初診時にお聞きしたご希望やライフスタイルも踏まえながら、一人ひとりに合わせた治療計画をご提案いたします。

3.基礎治療の開始

お口全体の健康を整えるため、まずは根管治療や歯周病治療などの基礎的な治療からスタートします。土台となる部分のトラブルを改善しておくことで、後の補綴や咬合調整の効果を高め、再発リスクの少ない安定した状態を目指します。

4.咬合調整・補綴治療の開始

噛み合わせのバランスを調整しながら、必要に応じて被せものやインプラントなどの補綴治療を行います。審美性と機能性の両方を重視し、お口全体の調和を取り戻すことを目的としています。

5.メンテナンス

治療が完了した後も、定期的なメンテナンスによって健康な状態を維持することが大切です。セルフケアだけでは落としきれない汚れの除去や噛み合わせのチェックなどを行い、再発やトラブルを未然に防ぎます。来院予定が決まっていると、日々のケアのモチベーション維持にもつながります。

全顎治療・顎関節症の治療例

噛み合わせの違和感や、アゴの痛み、繰り返すトラブル、そうしたお悩みには、部分的な処置ではなく、お口全体を見据えた治療が必要な場合があります。

たなか歯科医院では、補綴や顎関節の専門的な視点から、原因に向き合い、長期的な安定を目指した全顎的な治療をご提案しています。
こちらでは、実際に当院で行った治療の一例をご紹介します。

急性のクローズドロック
(急に口が開かなくなった)

40代女性。三日前から急に口が開かなくなったといって来院されました。
適切な診査・診断により、関節円盤前方転位と判明、小出教授の考案された効果的なマニピュレーションテクニックを用いて、即日に整復し、正常に口が開くようになった症例です。 このようなケースではなるべく早く来院されることが大切です。
遅くなれば、関節円盤を正常な位置に戻すことが不可能となり、一生ずれたままで過ごしていかなければなりません。

急性のクローズドロック
(急に口が開かなくなった)

近隣の歯科や大学病院にも行ったが、もとに戻すのは困難といわれ当院を受診されました。

もとに戻したいと困ってらっしゃって、遠方から来院いただき結果に満足いただきました。

TEL

WEB予約

Instagram